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40代女の雑多な感想ブログ→途中から本棚の整理ブログ(読んだ本の感想を書いて本は手放す)に変更

カテゴリ: 映画

冷たい熱帯魚 [ 吹越満 ]
冷たい熱帯魚 [ 吹越満 ]

Amazonプライムビデオで視聴。

〜あらすじ〜
熱帯魚店を営む社本(吹越満)。妻と、前妻の子である年頃の娘は折り合いが悪く、家庭内はバラバラでうまくいっていない。そんな中、娘が万引きをしたことでスーパーに呼び出され、そこで、その場をとりなしてくれた村田(でんでん)と出会う。村田のペースに乗せられるまま、流されるように彼と関わっていくが、実は彼がもう何人も人を殺してきた殺人犯であることを知る。と同時に、社本も共犯者として巻き込まれていく。
(2010年 日本 監督:園子温)

以下、ネタばれ含む感想です。
うーん、怖い。
心理的なところに迫る恐怖もあれば、単純に、グロテスクな映像も怖い。
実際の事件を題材にしているということですが、ジャンルとしては「ホラー映画」になるんですね。

何が怖いかというと、村田とその妻の狂気。
こういう人たちには、何を言っても話が通じないというか、行動の元となる考え方がこちらの想像をはるかに超えていて、何をどう説明しても分かり合えないだろうなという恐怖を感じました。

そして、観ながらずっと思っていたのは、
「社本はどの時点でどうすればよかったのか?」ということ。
彼の立場だったら、いったいどうしたらよかったんだろう?
警察に駆け込むタイミングはあったと思うけど、最初の殺人を見てしまったときに、
「もし人に言ったらお前もこうなるからな!」
と言われたら、もう怖くて従うしか選択肢がないように思ってしまう。
村田のあの自信。自分のすることは100%間違いがない、という自信と、その自信を元に弾丸のようにしゃべって、周りを自分のペースに強引に巻きこんでいく。
程度の差はあっても、こういう強引な人いますね。
こちらが、多少反対の意を唱えても、ちっとも動じない人。
怖い。怖過ぎる。
最初から関わらないのがよかったんだけど、そんなの結果論でしかないしなぁ…

この映画、救いがないまま進んでいき、最後の方はなんだかよく分からず話が広がりすぎた感がありました。
特に、父の死後娘が高らかに笑うところ。
確かにあんなところを見てしまったら普通ではいられないだろうけど、父に罵声を浴びせるところとか違和感がありました。
それと、熱帯魚屋が若い女性店員のユニフォーム(タンクトップと短パン)が不快でした。
そんな店、行かない。

見終わった後の感想としては、今の平穏な日常に十分感謝しないとな、とか思ったのでした。
やっぱり幸せな映画が観たいな。 


エリザベスタウン (字幕版)
オーランド・ブルーム
2013-11-26



ずっと前に録画していた「エリザベスタウン」。ようやく観ました。
うーん、最後がイマイチかな。

〜あらすじ〜
主人公ドリュー(オーランド・ブルーム)は、「大失敗」をして会社に10億ドルの損害を与える。同僚からも冷たい視線を浴び、恋人ともうまくいかない。自殺を考えているところに、離れて住む父の訃報が入り、とりあえず父の住んでいたケンタッキー州エリザベスタウンに向かうことに。そこで出会う人々から影響を受け、ドリューの気持ちにも変化が訪れていく。
<2005年アメリカ。監督:キャメロン・クロウ>

以下、ネタばれを含む感想です。

始めのモノローグ、「失敗と大失敗は全然違う」。
これには、惹き付けられました。一体どんな物語が始まるんだろう?どんな大失敗?
こういう入り方は、続きがとても気になります。

でも、私が残念に思ったのは、クレアとの関係。
マーケットでクレアと会わずに自宅まで帰ってほしかった。
なんか、簡単にうまくいきすぎで、余韻がなくなってしまいました。
実際は、こういう状況、「かなり意気投合した二人が、お互い遠くに離れてしまう」という状況になると、くっつく方がリアリティがあるのだと思います。でもそれなら、エリザベスタウンに滞在してお互い二人で会っているときに、決めてほしかった。「マーケットでクレアを探し、再会」というのがドラマチックなんだろうけど、ちょっと冷めてしまったな。
二人で会っているときは、ドリューがまだ「大失敗」をひきずっていて、自分に自信ももてない、だからクレアとも付き合えない、ということなんだろうけど…

最後のドライブも、コースはもちろん、立ち寄り地点、BGMすべてをクレアが決めていて、あんな手の込んだ地図、クレアどんだけ仕事早いねん(笑)
画面を見ていたら確かに他の車はほとんど走ってなかったので、思惑どおりにドライブが進むのかもしれないけど。
いろいろご都合主義が目立ってしまいました。

こんだけ言ったけど、ドライブの場面、なかなかよかったんですよ。
いろいろ悲しい経験をした主人公が、音楽とともに癒されていく様子。
次々と流れる音楽が、彼にとって意味のある歌詞がちりばめられていて、これは、部屋でただ音楽を聴いているだけではあまり光らなくて、ドライブして、周りの景色がどんどん後ろに流れていく映像との相乗効果で、観る人の心に訴えるものがあるんだと思いました。
いろいろ辛い経験をしたときに観るとよさそう。

映画、興味はあるけどほとんど観ないので、かの有名なオーランド・ブルームは、こういう人だったんだね、と初めて知りました。

ハッピー・ザ・ベスト!::エリザベスタウン スペシャル・コレクターズ・エディション [ オーランド・ブルーム ]
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