おしゃれの手抜き [ 大草直子 ]
2009年11月24日 第1刷発行
スタイリスト、エディターである大草直子さんは、1972年生まれ。
私と同世代です。
ファッションについて教えてもらうときは、同世代がいいですね。
ただし、発行からもう6年以上経っているので、今読んでいたら年齢的に合いませんが…
「1シーズンに、グレーのパンツ2本あればいい」など、具体的に書かれているのはよかったです。
なぜグレーなのか。それは、色合わせがしやすかったり、着ていくシーンを選ばないということだったり。理由もしっかり書いてあります。
でもなぜ「手抜き」という言葉をタイトルに持ってきたのか。
左右の足の長さが違うから、ズボンはそれぞれ詰める丈が違ったり、シャツの袖丈を、自分が一番よく見える長さにサイズ直ししたり。 著者はそういうことを、緻密に、何度も何度も検証を重ねてやっています。結局は、自分で訓練すること。全然「手抜き」じゃないんですね。
あと、具体的なアイテムや色が言葉で説明されていますが、カラー写真があればもっと分かりやすいのに、と読みながら不自由を感じました。
普段から服装にあまり構わない私が、この本を1冊読んだからと言って、急激に何かが変わる訳ではありませんでした。
でも、「欧米人のようなカリッと骨っぽい膝」でない場合は、スカート丈は膝が隠れるものにするということや、試着するときに、見るべきポイントなどは、勉強になりました。
私が取り入れられるのはほんの一部でしたが、少しだけでも実践しようと思います。
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