昨日の夕刊で、
”渋谷区が、同性のカップルに対して結婚に相当する「パートナーシップ」と認める証明書の申請受付を開始した”という記事を見ました。
なんだか、回りくどい言い方ですが、早速、女性同士のカップルが申請に訪れたということです。

これに対して、「少子化」や「晩婚化」が進むとか、「特殊な人々の権利を認めてしまうと国が滅びる」とかの理由で、いろいろな反対意見を見ました。
反対意見を出す人は、「自分は正常だ」という気持ちが強いように感じました。
私としては、時代が変わっていくための、大きな一歩だと思います。
法律で同性婚が認められていないからと言って、同性を好きな人が異性と結婚して子どもを産むとは思えないので、「少子化」や「晩婚化」は関係ないんじゃないのかな。
親や周囲にカミングアウトできないとかの理由で、自分を抑えて異性と結婚し、子どもをもうけるという例もあるのでしょうが、辛い選択だなと思います。


日本ではまだまだ、同性愛者に対する偏見が強く、テレビのバラエティ番組などでも「ネタ」にされやすい。「同性を好き」と公言してメディアで活躍している人は人気もあり、増えてきているようにも感じますが、まだまだ「からかっていい対象」というような雰囲気があります。
まぁ本人も、それを承知でタレント活動をしていることもあるかもしれませんが。

同性が恋愛対象という人は、一定数いるはずなのに、40年ほど生きてきて、実際に友達などで出会ったことはありません。まだまだ気軽に言える環境ではないからでしょう。
同性婚が法的に認められ、同性愛が世間的にも受け入れられるようになると、同性愛を公言する人は増えると思います。そのことで、誰もが生きやすい世の中になればいいなと思うのですが、甘いでしょうか?